架空のアウトライン 感想

どうも、無常です。

 

今回はげんじぶ春のホールツアー「架空のアウトライン」の感想を書きます。当方は4月26日の大阪公演1回しか行ってないため記憶が曖昧な部分も多く、またげんじぶのライブを見るのは実は今回が初めてなので、このブログを読んで「いやそこはこんな解釈じゃないだろ」とか「一体どこを見てるんだ」みたいに感じる方もいるかもしれませんが、一(いち)げんじぶ初心者オタクの雑なライブレポートくらい大目に見ていただけますと幸いです。

 

<1. マルチバースアドベンチャー

<2. 原因は君にもある。>

ステージ上は特にセットが無いかなりシンプルな状態でスタートしたような気がします。席が3階だったので一応双眼鏡は持って行ったのですが、いざライブが始まってみると「これは全体を見た方が良いのか!?それとも双眼鏡で光咲を見た方がいいのか!?」と迷ってしまい結局記憶があまりないという最悪の結果になってしまいました。なので1曲目と2曲目については本当に書けることがありません……最悪…… ただ「明らかに観測者、君のせいだ」の決め台詞を言う杢代の横長デカモニター抜かれ顔があまりにもカッコよすぎてその場面だけ今でもハッキリと思い出せます。やっぱりあまりにもカッコよすぎる顔ってライブの記憶を無くすほどバカな人間の記憶にも鮮明に残るらしい。

 

<3. シェイクスピアに学ぶ恋愛定理>

<4. GOD釈迦にHip-Hop>

ここから客降りゾーンだったと思います。お立ち台と客席の位置がめちゃくちゃ近くてげんじぶのライブ初参戦の私はけっこうビックリしました。いつもあんな感じなんですか?あとGOD釈迦ってペンラ振るの楽しすぎる(IQ10の感想?)。

 

<5. ダイヤモンドリリー>

<6. キミヲナクシテ>

<7. 貴方に溺れて、僕は潤んで。>

ダイヤモンドリリーの冒頭に要人が手紙を読んだりする演出があって、このあたりから今回のライブのテーマである「ストーリー性」が強く出てきたのかなと思います。基本的にげんじぶはどの曲も好きなのですが、特にこの3曲は個人的に気に入ってる曲なのでセトリ入りしてかなり嬉しかったです。ライブを楽しむうえで重要なことには歌とかダンスとか演出とか色々あると思うんですけど、結局自分の好きな曲をやってくれることがライブを楽しむために大切な要素だと個人的に思ったりするので(ダイヤモンドリリーは勿論やると思ってたけど)キミヲナクシテと僕潤については今回やってくれて本当にありがとう~という気持ちでした。

 

<8. 美しい人>

<9. In The Nude>

げんじぶのライブ映像を見てると「この演出羨ましいな~他のアイドルにもやってほしいな~」と思う場面があるのですが、今回に関しては美しい人の演出がまさしくこれでした。とても大まかに説明すると、暗めの照明の中でげんじぶが横一列に並んだ椅子に座ってめっちゃ偉そう&ややエッチな振り付けをしながら歌ってたのですが(雑説明すぎ)なんか本当にみんな高貴で美しくて「この世に存在するアイドルは全員これをしなさい…」と思ったりしました。顔がカッコよくて綺麗なアイドルなんて偉そうにしてればしてるほど良いので。一人一人どんな感じだったかまでは覚えてないのですが、確か空人はめっちゃ大股開けて座ってました。電車内だと間違いなくマナー違反ですが美しい人をやってる最中はデカ態度であればあるほど良いので全然OK(当方は空人のたまに出るオラオラキャラのファンをやっています)。光咲は足組んで座ってたんですけど、あまりの綺麗さと気高さで小泉光咲立憲君主国を建国してました。この美しく気品のある流れで In The Nude が始まるのも良かったです。改めて聴いても In The Nude って曲がお洒落すぎるし、生で見るとより一層パフォーマンスに引き込まれるような気がします。私の周りのげんじぶオタクには In The Nude 大好き勢が多いなと以前から思ってたのですが、今回初めて生で見てその理由が分かりました。

 

<10. 推論的に宇宙人>

<11. チョコループ>

光咲があまりにも可愛すぎて光咲しか見てませんでした。私が見に行った日はほっぺをぷくぷくさせてる光咲に空人が横からほっぺをつついたりしてて終始シルバニアファミリー実写版でした。多分光咲って自分を相当可愛いと自覚してるからあんなことをやってると思うのですが、実際に顔が可愛い人が自分の可愛らしさを理解してこちらに愛想振りまいてくれるのって本当に有難いことだな~と思いました。

 

<MC>

あまり記憶にないのですが、光咲がレスポンスする観測者の声を聞いて「いい声ですね~」と心から思ってるのか思ってないのかよく分からないような低いテンションで2回も誉めてたのが今思い返しても面白かったです。

 

<12. 545>

何故かここも記憶が無いです。美しい人~チョコループまでの怒涛の高低差で脳みそがやられてたんだと思います。

 

<13. ラベンダー>

ピアノ伴奏のしっとり系アレンジになってたのでメンバーの歌声がよく聴けたし、改めて光咲の歌が好きだなと感じました。私はその人の気持ちが伝わる歌声や歌い方をしてる人が好きなのですが、光咲の歌って聴いてると歌にすごく意志があるように感じるんですよね。技術的にこうだから…とかは上手く説明できないのですが、歌っている歌詞の言葉が他人事ではなく本当に光咲が心の底から思っているように聴こえる気がします。そういうところをラベンダーで改めて感じることができて、とても満ち足りたような気持ちになりました。

 

<14. ケイカクドオリ>

<15. Museum:0>

イカクドオリは曲に合わせてペンラ振るのが楽しすぎてあまり記憶が無いです。私ってあまりにも楽しいと記憶が飛ぶ傾向にあるらしい。でも本当に楽しかったので今回だけじゃなく今後もライブでやってほしいなと思います。また、Museum:0 は個人的にパフォーマンスが特に好きな楽曲なので今回生で見れて本当に嬉しかったです。武藤潤の「Welcome Back Museum:0」から光咲の落ちサビになる場面でバックのモニターが模様からメンバーの映像に切り替わったのですが、横長デカモニターに抜かれた光咲の顔が儚くて綺麗だったしその後ろに武藤潤の凛々しすぎる顔が映りこんでて光咲と武藤潤の顔面の温度差で風邪ひくかと思いました。

 

<16. 『誰も知らない歌』>

確か最初に本を手に取って言葉を朗読するようなシーンがあって、そこから曲が始まったような気がします。ぼんやりとした記憶しかないのですが、ステージに小物が置かれてたり曲が始まる直前にメンバーが投げた本がちゃんとステージから回収されてたり(全曲通してそうですが)特に『誰も知らない歌』では演出とか道具の使い方がかなり工夫されてるような印象を受けました。

 

<17. 夢に唄えば / 嗜好に関する世論調査 / ギミギミラブ / ネバーエンドロール / 桜Ground>

2回目の客降りタイム。私が今までにオタクをやってきた界隈では客降り=1階席のイメージだったので1階~4階の全階にげんじぶがいてビックリしたし、メインの通路だけじゃなくてブロックの間の通路とかもちゃんと通ってて凄いなと思いました。光咲は最初4階にいたので1階に降りてからしか様子を見れなかったのですが、貴族のお手振りをしながらオタクの間を通っててこちらも大笑顔になりました。

 

<18.  THE EMPATHY>

<19. 原因は自分にある。>

記憶があまり無いのですが、ああもうライブが終わるな~としんみりしてました。 THE EMPATHY って何度聞いても曲調がライブのアンコールで流れるバイバイソングすぎる。

 

<20. 灼けゆく青>

今回ネタバレはあまり見ないでライブに行ったのですが、突然「灼けゆく青」が流れたことがけっこう衝撃的でした。最後スモークがたかれてる間にステージからメンバーが消えて終演のアナウンスが流れたのですがこの終わり方もかなり驚きました。今まで見てきたアイドルのライブは最後に分かりやすい締めくくりとアンコールがあって終了という形が殆どだったので今回のような終わり方はかなり意表を突くものでしたが、ストーリー性を重視したライブということを踏まえると、このようにライブの終わり方で観客に衝撃を与えることも構成上のひとつの意図だったのかなとも思ったりします。

 

<総括>

今回のライブを通してまず思ったことは「複数公演入ればよかった…」という後悔です。冒頭の感想でも書きましたが、全体の動きや演出も見たいのに光咲も見たくて目が足りない!という状況がずっとあったし、ライブのストーリーの解釈も正直1回見ただけでは全然脳の余裕がなくて出来ないので、本当に今回のライブを楽しみながら内容やストーリーの解釈を自分なりに落とし込むのであれば最低2回以上は見に行った方がいいと思いました。ただ、1回しか入ってないから今回は楽しくなかったのか、満足できなかったのかというと全くそういう訳ではありません。本人たちはストーリー性を重視していると言ってましたが、実際には可愛い曲もカッコいい曲も脳みそ空っぽにしても楽しめる曲や場面はたくさんあったし(例えば美しい人、推論的に宇宙人、ケイカクドオリとか)客降りタイムが結構あったのも考えると、ストーリーの解釈をしなくてもライブを楽しめる余地を十分につくっていたような気がします(実際今回見に行って私はかなり楽しいライブだと思いました)。というか今回脳直で楽しめた曲って意外と仮定法のあなた(EP)に収録されてる曲が多くて、ライブの核となる方向性はEPに沿っていますが、実際にライブでコンセプチュアルな場面を担っていたのはこれまでの曲だったのかなとも思ったりしました。いずれにせよ、次の5周年ライブとぴあアリへの期待も更に高まったので次の現場に向けて勤労と節約頑張るぞー!!